Conneを導入した背景は?
当社は主に宮崎県、延岡市の公共土木工事を管理から施工までを自社で行っている施工会社です。
社長や管理職員が、作業員や自社機械・車両等の配置を行う際に負担が大きく、現場数が多いときに目配りが出来なくなる恐れがありました。
そこで、人が増えたときのことを考えて現場の様子が見えたり、コミュニケーションが行えるサービスを探していました。
ネットで調べたときにConneを知り、社長と私で利用してみて使えるかどうかを確認して、導入を決めました。
「ウチはまだ小さいから」とConneの導入を躊躇する方もいますが、どう思われますか?
小さい会社だからこそ取り入れていくべきだと思います。
限られた人数で何もかもしなければいけませんし、「部長だからこの職務を…」といった明確な役割分担はありません。
そういったときに、1人1人が情報を取りに行く負担が楽になる取り組みをしていかないと、利益にも直結します。
今の若手はスマホ世代なので、こういった取り組みも、求人の時にはアピールになるのではないかと思っています。
どのようにConneをご利用されていますか?
主にスペースとスケジュール、ドライブを利用しています。
スペースは『工程関連』と『いろいろ』という2つのスペースを用意しています。
『工程関連』スペース
『工程関連』は、工程や進捗に関わる情報をやりとりする場所として用意しており、日々の現場の様子をスマホで撮影して写真やメッセージと一緒に共有しています。
現場毎に細分化しようとも考えましたが、最初はシンプルな作りにして使いやすい環境にしました。
『いろいろ』スペース
『いろいろ』では、工程関連で共有していない様々な情報を共有する場所として用意しました。
事務からの入札情報や講習会の案内、業務におけるつぶやきなどを投稿して、コミュニケーションの場として利用しています。
スケジュールの共有
スケジュールでは、作業員の配置情報などを共有しています。
しかし、日々の業務の中で配置が変わることもあるため、ベースはConne上で分かるようにして、細かい変更などはホワイトボードで見れるように管理をしています。
データ置き場
ドライブの中に現場ごとのフォルダを作っているので、動いている現場の設計図書などのデータはその中で管理しています。
契約関連の書類をドライブに入れるかは個人によります。
個人的には、他の人にちょっとお願いをするときに見れた方が良いだろうな、と思うデータはドライブに入れて共有しています。
竣工後は、(ドライブのデータを一括ダウンロードして)Conneの中から削除して利用しています。
Conneを利用して効果はありましたか?
週間工程会議と、社員の意識に変化がありました。
これまでは、自分が担当している現場以外の状況が分からなかったため、現場の状況報告をする発表会のような時間でした。
その場で相談されることもありますが、現場のことを知らないため具体的なアドバイスを伝えることができず、社員からは「これは何の会議なんでしょうね」と言われることもありました。
Conneを導入後は、事前に担当現場以外の状況も確認できるようになり、週間工程会議が発表会ではなくなりました。
会議の雰囲気も、業務以外の話題も出てくるようになり話が弾む和やかな雰囲気に変わりました。
また、担当現場以外の現場が苦労している様子も見えるようになったので、互いにフォローし合うようになり、現場間の人員・機械の調整がスムーズになりました。
元々、私達はそこまで悪くないチームでしたが、自分の現場だけを見て仕事をしていました。
しかし、Conneを導入したことにより社員一人一人が自分の現場だけでなく、他の現場を気にするようになり、広い視野でチームとして働けるようになりました。
Conneは100点中何点ですか?
今使っている機能だけでも非常に便利ですが、チャット機能など他にも使っていない機能もありますし、何でも80点くらいがいいんじゃないかと思っているので80点です。
今後は、今使っていない機能も使ってみたいですし、下請けの職長として入る作業員にも使ってもらえるようにしていきたいですね。
最後に、Conneを検討中の方へ一言ください!
当社ではよく、社長から「やる前から結論を出すな」とよく言われますし、実際私もその通りだと思います。
こういったサービスは効果が出るか不透明な部分はありますが、まずはやってみて結論を出せばいいんじゃないでしょうか。